着ぐるみショーの中の人 キャラクターショーのアルバイト経験談
着ぐるみショーの中の人 キャラクターショーのアルバイト経験談
アンパンマンやプリキュアのキャラクターショー。
子どもは大好きですよね!
ヒーローや、時にはデパートなどのイメージキャラクターの着ぐるみ姿で現れ、イベントやショーで子どもを楽しませるお仕事。
一年間着ぐるみのアルバイトをされた方から、お話を伺いました。
この記事では、着ぐるみショーアルバイトの始め方やお仕事内容、着ぐるみショーをして良かった点、困った点を着ぐるみショーの中の人経験者の視点でご紹介いたします。
着ぐるみバイトの始め方
インターネットの求人サイトで見つけました。
もともと、ディズニーランドで働いていたので人を楽しませたい気持ちがありました。
また、実際に体験させてもらった時に、しっかりと体作りの方法を教えてもらったり、ダンスの基礎やアクション、殺陣まで練習させてもらったり、未経験のわたしにも手厚いサポート体制だったことを覚えています。
スタッフはみんな仲良しで、ショーの後には毎回打ち上げがあり、ここが良かった、ここができなかったね、等のフィードバックもしていただけました。
何よりも自分の頑張り次第で子供たちの笑顔が作れるところが、1番の魅力でした。
先輩方が、自主練や居残りをして演技の練習やセリフを覚えてる姿はとてもかっこよくて、私もあんな風になれたらいいなと思いました。
お仕事内容
ヒーローショーやプリキュア、アンパンマンなどの着ぐるみを着て、住宅展示場やイオン、ららぽーとなどでショーを行う仕事でした。
着ぐるみショー たくさんの人の前で演じる幸せ
このお仕事の気に入っていたところは、着ぐるみを着ているとはいえ、経験のない演技を、時にはアクションもこなしながら集客3000人の前で演じることが、いままでも多分これからもない、良い経験になりました。
そんなにたくさんの人の前に立つことなんて、やりたくてもそうそうないので、とても貴重な経験でした。
人前で演技やアクションをするのはとっても気持ちよかったです。
良かった点は、度胸がついたと言うこともありますし、失敗してしまった時に立て直す力が身につきました。
同じスタッフと協力してステージをこなしていく度に団結力が生まれて、阿吽の呼吸で物事が進んでいくこともありました。
勉強になったところは、やはりチームワークが大切な仕事なので、相手の気持ちを汲み取りお互いに思いやりをもって行動する、ということを学びました。
キャラクター達は実際には喋れないので、本当にテレパシーで仲間達と繋がる気持ちでやっていました。
また、それをやるためにはたくさんの練習も必要ですし、根性もついたと思います。
会場のテント、音響設備の設置や撤収などもスタッフ総出で行うので、効率の良い動きをしないと邪魔になってしまいます。
自分がどう動いたらいいのか?を常に考えていました。
自分で考える力が身についたと思います。
キャラクターショーは楽しい!でも困ったことや大変なことも…
このお仕事にはとても満足していました。
しかし、あえてよくなかった部分を挙げるとすれば、プリキュアのショーの際に大きなお友達、いわゆる「女児キャラマニア」と呼ばれる大人の方々が来ることでしょうか。
握手タイムには、子供達をさしおいて何度も並び、ダンス中には下からの煽りで写真を撮られ、もちろん素肌は一切見せていないので、セクハラとまではいきませんが、あまりいい気持ちではなかったですね。
また、小さな会社でしたので、移動の車が数台しかなく、ショーの日程が被ってしまうと、現場が遠いチームは車、現場の近い方は電車移動になり、着ぐるみを持って電車移動をしなければいけなく、荷物が多く大変でした。
よく言われるように、着ぐるみの中はかなり暑く、着ぐるみもキャラクターによっては重く疲れるので、汗のかきかたが尋常ではなく、水分補給は必須でした。
動作も着ぐるみを着ながらなので、大袈裟に動かないと動きが曖昧になるので、体力も必要でした。
着ぐるみショーが気になる方へのメッセージ
たくさんのひとを笑顔にしたい!という気持ちを少しでも持っている方、見学だけでもいいので見に来てください!
キャラクターにならなくても、機材の用意や会場のセッティングなど、表に出なくてもやれることはありますし、スタッフみんなでやり遂げた達成感はものすごいです。
この達成感を是非味わって欲しいです。
着ぐるみショーの中の人 またやりたい?
はい!
今もなお、誰かを楽しませる仕事に就きたいと考えているからです。
たくさんの人に注目されるのも気持ちいいです。
まとめ
お読みいただきありがとうございました!
この方は20歳前後の1年間、留学をするためのアルバイトを探していた時に、ウェブ求人サイトで着ぐるみショーのお仕事を見つけたそうです。
私もネット検索をしてみましたが、着ぐるみの中に入る人の求人や、キャラクターショーをしている会社が幾つかヒットしてきました。
人気キャラクターのショーなだけに、子どもだけではなく、キャラクター好きな大人も観にきていただけるようで、良いことではありますが、マナーは大切にしていただきたいですよね。
大人の行動を子どもは見ているということを、自覚しなければいけないなと感じました。
また、この方の所属した会社のように、演劇に必要なスキルも教えてもらえる会社なら、着ぐるみショーだけでなく、演劇に興味のある方も経験して損はなさそうですね!
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