靴は自分で作れる!靴作りを趣味にして得た達成感
靴は自分で作れる!靴作りを趣味にして得た達成感
自分で靴を作ることが趣味という方からお話を伺ってきました!
靴って自分で作れる物なの?!と思いましたが、もの作りが好きで、なにか面白いものはないかと探していた時に、靴作りに出会ったそうです。
この記事では、どうして靴作りを始めたのか、始めてみてどのような事ができるようになったのか、困ったことはどんなことか。
靴作りを趣味にしている方の視点からお話いたします。
靴作りを始めたのは何故?魅力は?
靴作りを始めようと思った一番の決め手は、小さな大工仕事みたいで、楽しかったからです。
最初に見学に行って、後に習い始めたところの先生が靴作りの楽しさを教えてくれました。
良い先生に出会えた事も、靴作りに縁があったからだと思います。
元々、洋服作りをしていたのですが、大工仕事みたいなところが、洋服作りより私に向いていると思いました。
そして、もの作り全般に言えると思うのですが、出来たものに対する達成感がありました。
その達成感が、私が今までしてきたもの作りの中でも群を抜いて凄かったのです。
何より、どこにも売っていない、自分だけの、自分が欲しい、自分が履きたい靴を自分の手で作り出せるということに魅力を感じました。
その靴を履いて出かけた時のワクワク感ったらないです!
自分で靴を作れる人なんてそうはいないので、誇らしい気分にもなります。
この感じは、もの作りをしている人の特権だと思います。
自分で靴を作る!靴作りを始めてよかったところは?
始めてよかった点は、自分が履きたい靴、お店に行っても売ってないような靴が、履けるということにが最大のメリットです。
そして、ある程度できるようになると、メーカーからサンプル依頼の仕事がくるようになり、ある程度収入に繋がるのです。
靴作りは材料も道具もとてもお金がかかるので、収入に繋がるということはとてもありがたいです。
あと、それによって個人では触れられない様な、特別な素材にふれられるのも利点です。
気に入ってるところは、時間をかけてしっかり、まるで靴を育てるかの様に作り上げていくことです。
その時間、世界観、その先に出来上がる靴をとても愛おしく感じることが出来る点も、気に入っているところです。
工房や空間から作りだされていく、ここでしか作れない一足、という価値観もお気に入りです。
勉強になったところは、日本の靴業界というのはだいたい分業性で、木型を作る職人、パターンを切る紙型師、ミシンをかけアッパーを作る製甲職人、アッパーを釣り込み底をつける底付け職人がそれぞれの仕事をするということを知ったことです。
このすべてを出来るようになるには、最低でも10年はかかります。
そして、そのどれが抜けても、靴が出来上がりません。
各職人さんのもとへ修行にいきましたが、まだまだ先があり、一生かけて学べるということが、非常に奥が深く、勉強になりました。
靴作りの手順は?
繰り返しになりますが、靴作りの大まかな手順は次の通りです。
- パターンを引く
- 革の裁断
- ミシン
- 底付けの工程で素材から靴を作り出す
靴作りを始めたい 最初のハードルは?
靴作りを始めるにしても、教えてくれるところが少ないのと、基本的な道具を揃えるだけでもかなりお金がかかります。
始めるにあたり、この点のハードルが高くてネックになり、ちょっと興味あるくらいじゃ、なかなか手がつけられないところです。
靴作りの先輩からのメッセージ
靴作りは未知の世界だと思うので、興味を持ったなら、まずは工房に行ってみるなど、自分の肌で確認できることをしたら良いと思います。
基本的なことが学べれば、後はYouTubeとかでも学べるので、最初が肝心です。
どこで学べる?
一番多いのは、東京だと浅草周辺だと思います。
戦時中に軍靴を自国で作るというのが、日本の靴作りの始まりと聞いています。
まとめ
お読みいただきありがとうございました。
元々洋裁がお好きで、ものを作る事に関心の高い方のようでしたね!
靴作りは分業制で全部会得するには、最低でも10年はかかるとのことでしたが、全ての職人さんの元に修行に行くなんて、趣味の域を越えた凄い方だと思いました。
趣味であっても、本気で一つのことを極めようとする姿勢は見習いたいです!
皆さんも、靴作りを始める機会があれば、いかがですか?
自分の作った靴でお出かけして、褒められたら本当に幸せな気分になりそうですよ?
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