チェンバロはピアノより繊細?バロックに魅了されて始めたチェンバロ

2022年4月17日

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チェンバロはピアノより繊細?
チェンバロはピアノより繊細?バロックに魅了されて始めたチェンバロ

あなたはどのような趣味をお持ちでしょうか?

今回、チェンバロを趣味として楽しまれている方からお話を伺うことができました。

この記事では、チェンバロはどのような楽器で、どんな魅力があるのか。

始めてみて良かった点、困ることを経験者からのメッセージと共にご紹介いたします。

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 チェンバロを始めたきっかけはバッハ

鍵盤楽器

チェンバロを始めたきっかけは、バッハの曲が好きだったからです。

バッハを調べていて、使われている楽器がチェンバロだとわかったので、始めてみました。

チェンバロはどのような楽器?ハープシコードとの違いは

チェンバロはグランドピアノを小さくしたような楽器で、弦を弾いて音が出る楽器です。

よく、チェンバロとハープシコードの違いを聞かれます。

一般的にハープシコードは直線を、チェンバロは曲線を用いた形が多いです。

時代によっても違いがあります。

ピアノではなくチェンバロを選んだ理由

ピアノを習っている人はたくさんいるので、勝負しても勝ち目がないと思いました。

人がやっていることをやっても面白くないなと思ったので、チェンバロを選びました。

バッハの時代の楽器で、バッハが弾いていた楽器だなんてロマンがあると思いませんか?

まさに、バッハ好きな私にはぴったりだと思ったのです。

それにバッハの時代、ピアノは世に出たばかりの新作楽器でした。

バッハは一度もピアノを弾いたことがないという話もあるのです。

これはもう、チェンバロを弾くしかないと感じました。

チェンバロをやっている、というと珍しくてかっこいいと内心思っています。

やはり続けるには、人に自慢できる物がいいです。

チェンバロとピアノの違い

チェンバロではピアノみたいな派手な曲というより、しっかり弾く曲が多いので、始めやすいです。

また、ピアノは1オクターブ届かない手の大きさだと苦労しますよね。

それに比べ、チェンバロは手が小さく1オクターブ届かない私でも弾きやすいです。

そんなところも気に入っています。

何より、バッハやクープランなど、バロックの作曲家の曲が好きな私だったら、自分で弾けたら楽しいだろうと考えました。

チェンバロは音が小さく、楽器自体も大きなテーブルくらいの大きさです。

ピアノもアップライトならそれ程場所を取りません。

しかし、チェンバロの方が、自宅に置いてもスペース・騒音の点で邪魔にならないのも魅力です。

チェンバロは家具としてもおしゃれなのですよ。

部屋に置いておくと、高級家具のようで映えます。

チェンバロの魅力 現代の家庭向きな楽器?

チェンバロは音量が大きくないです。

電子ピアノやサイレントピアノなどと違うのは、ドコドコ打鍵音がしないこと。

ご近所迷惑にならなくてありがたいです。

最初は音を出すのにも一苦労でした。

だんだん弾けるようになってくると楽しくて、どんどん練習にのめり込んでしまいます。

集合住宅が多い、特に都心部に住んでいる方には、騒音問題は重要ですよね。

そういう意味で、今の世の中にも適した楽器です。

自分の演奏の様子を動画投稿サイトにあげてみたところ、結構褒めてもらえるコメントがついたのも嬉しいです。

競争者が少ないので、アンチコメントもつきにくいのかもしれません。

発表会がなくても多くの方に聞いてもらえるので、やる気が出ます。

もしかしたら、みんなそもそも上手い下手がわからないのかもとも思いますけどね。

珍しい楽器を操り、褒めて貰えたら悪い気はしません。

チェンバロは強弱がつけられないって本当?

よくチェンバロは強弱がつけられないと言いますが、実はそうでなく、若干ですが弾きわけはできます。

でも、それよりリズムを揺らしたり和音をずらして弾くことでニュアンスをつけるのが、難しいです。

そこがまた面白い点です。

ピアノより弾き分けが難しい分、繊細さが求められる楽器だと個人的には思っています。

チェンバロを弾きながら、大好きなバッハやクープランが作曲したり演奏したりしていた時を想像します。

曲の勉強をしている時間がとても楽しいし、本当にためになっています。

好きなことを勉強しているので、音楽のことが自然に頭に入ってきます。

装飾音の付け方や間の取り方など、チェンバロを弾くのは本当に奥が深いとわかりました。

チェンバロの始め方 珍しいから始めるのが大変?

チェンバロを始める上で大変なのは、一番は、楽器が手に入りにくい点です。

まず、よくある楽器店では置いていないので、専門店をネットで調べて購入しました。

また、チェンバロは一般的なグランドピアノよりも高額な楽器です。

中古で購入しましたが、貯金が全てなくなりました…。

楽器全般に言えるかもしれませんが、軽い気持ちで始めるには、お財布に優しくない習い事です。

チェンバロを習うにはどうしたら良いのか

私の場合は、幸運にも、近くに音大でチェンバロを教えている先生がいました。

その方に個人レッスンを受けています。

どのように探して良いかわからない方は、インターネットで「チェンバロを習える場所」「チェンバロ教室〇〇」などと検索をかけると出てきますよ!※〇〇はお住まいの地域を入れてください

チェンバロを始めたい方へのメッセージ

購入するのはちょっと…と言う方も、諦めるのはもったい無いです。

楽器も、チェンバロの練習室を借りれば購入する必要はありません!

競争者が少ないので、プロへの道もピアニストほどハードルが高くないかもしれませんよ!

まとめ

少し変わった楽器、チェンバロを楽しんでいる方にお話を聞いてきました。

チェンバロの魅力が伝わったのではないでしょうか。

ピアノだと皆さん習っていて、上手な方も多いです。

ピアノは始めやすい分プロへのハードルも高いですし、かなり上達しないと自慢しにくいですよね。

その点チェンバロは、そもそも存在を知らない方もいらっしゃいます。

現存している楽器だと知らない方もいるでしょう。

見た目もアンティークぽくてお洒落なので、自宅にあるだけで誇らしい気分になれるようです。

実は私ネコダンサーも学生時代ピアノを専攻していましたが、チェンバロを持っている方はいなかったですね。

バロック音楽、宮廷音楽、オルガンなどに関心がある方は特に、新しい趣味としてチェンバロを候補に入れてみてはいかがでしょう。