社交ダンス ラテン 種類はいくつ?初心者におすすめの種目は何?
社交ダンス ラテン 種類はいくつ?初心者におすすめの種目は何?
社交ダンスをはじめてみたけど、種目がいっぱい。
ラテン種目ってどんな踊りがあるの?
最初はどんな種目を教えてくれるのかな?
社交ダンス初心者さんはわからなことがたくさんありますよね。
この記事では、社交ダンスラテン部門に属する種目について簡単に紹介していきますよ!
社交ダンスラテンアメリカンの種目はいくつ?
ラテンアメリカン部門には、5種類のダンスがあります。
一般的にラテンと呼ばれていますが、正式には「ラテンアメリカン」と言います。
ラテンアメリカンルンバ(Rumba)
1つ目はキューバンルンバ。
一般的にルンバと呼ばれています。
社交ダンスを始めたばかりの方が、早い段階で教えてもらえる種目です。
「愛の踊り」と言われ、大人っぽいダンスの表現に目がいくと思います。
ルンバの雰囲気が好きで、社交ダンスを始める人もいる人気種目です。
しかし、ルンバは、ラテンアメリカンの特徴的な動きが多く含まれている、ラテンダンスの基本が詰まった種目でもあります。
キューバンルンバの始まりとルンバウォーク
キューバンルンバは、元々、奴隷貿易の船に乗せられた奴隷の人々が踊り始めたのが発祥という説があります。
渡航中の船内で、手足に重い手錠を付けた状態で踊っていたのです。
そのため、ルンバウォークの足元は、足枷で重い足をひきずるように、地面から決して離れることなく進みます。
ルンバウォークとは、ルンバを踊る時の歩き方のことです。
非常に大切な動きですが、正しくできるようになるには地道な練習が必要です。
私は社交ダンスを始めた時、ルンバウォークだけ練習したとしても、習得まで3年かかると言われました。
ルンバだけではなく、社交ダンスのラテンを踊る上でとても大切な要素が含まれています。
社交ダンスを始めたら、とりあえずルンバウォークは練習しましょうね。
社交ダンスのルンバは音の取り方が特殊
4拍子のルンバですが、拍の取り方に特徴があります。
「4,1,2,3」というカウントで、4拍目から動きだします。
また、1拍目は足の移動がないというのが、慣れるまで難しい種目です。
4拍目で動き出すけど、次の1は動かないという、ちょっと頭がこんがらがる踊りです。
リーダーである男性に、このカウントを苦手とする方が多いですね。
ラテンアメリカンチャチャチャ(Cha Cha Cha)
2つ目のチャチャチャは、社交ダンスラテン種目の中でも最も速いスピードを誇る種目です。
一般的に「チャチャ」と呼ばれています。
基本的な動きは、ルンバと似ているので、ルンバと共に初心者の段階から教えてもらえます。
ロックやシャッセという特徴的なステップを多用する、とても楽しい種目です。
チャチャチャの歴史
エンリケ・ホリーンというヴァイオリン奏者がオルケスタ・アメリカ楽団に加わり、作曲した「ラ・エンガーニャドーラ(惑わす女)」。
この曲が、世界発のチャチャチャの音楽とされています。
チャチャチャは軽快で速いテンポの曲ですが、この「ラ・エンガーニャドーラ」は、まだスローなテンポでした。
「チャチャチャ」というのは、キューバの擬音語です。
ダンサーのステップが床を叩く音が「チャチャチャ」に聞こえたということで、ホリーンが思いついたのだそうです。
チャチャチャのリズム
カウントが難しいチャチャチャですが、正しいカウントは「ワンツースリーチャチャ、ワンツースリーチャチャ」です。
非常に間違いやすいのですが、「ワンツーチャチャチャ」ではありません。
スピード感がありながら、特徴的なリズムの取り方と、それに合うメリハリと歯切れのある動きが求められる種目です。
チャチャチャのシャッセは合計9種類もあります。
速さの中でいろいろな動作を行うので、難しい種目でもあります。
しかし初心者は、ベーシックなステップを楽しく踏めれば、十分楽しめる種目です。
ラテンアメリカンサンバ(Samba)
体を激しく使う社交ダンスのラテンアメリカン部門の中で、特に激しくて情熱的なのがサンバです。
バウンスアクションという動きが特徴です。
ブラジルのリオのカーニバルのサンバとは違う踊りですが、楽しい踊りであることは共通しています。
サンバとは?
元々のサンバは、ブラジルの祈祷の際に踊られた民族舞踊と言われています。
「サンバ・ジ・ホーダ」という民族舞踊の一種に、様々な要素が混合されていき、1800年度後半に生まれたとされています。
最初は、歌と手拍子に合わせて踊っていました。
奴隷解放後は黒人たちが打楽器を手にして踊り、広がっていきました。
社交ダンスのスタイルになったのは、当時のサンバがイギリスに入ってからと考えられています。
ラテンアメリカンパソドブレ(Paso Doble)
パソドブレは、スペインが発祥のダンスです。
同じスペインのフラメンコと闘牛士をイメージした踊りです。
社交ダンスの種目の中で唯一、男性が主役の種目です。
男性がマタドール、女性が闘牛、ジプシー、ケープ役を演じることが多いです。
闘牛士と牛の闘いですので、パソドブレを踊るダンサーの力強いステップや表情に注目してほしいです。
パソドブレは、元々闘牛の入場の際に流れる入場協の略称だったそうです。
そんなパソドブレが、舞踏曲として用いられ、やがて民衆の間でも踊られるようになりました。
パソドブレの言葉の意味とリズム
「Paso doble」はスペイン語で「歩 2つ」という意味です。
「歩が2つ」ということは、「ダブルステップ」(倍のステップ)です。
どういう事かと言うと、曲が2拍子の行進曲で構成されているということです。
とてもキレが良く聞いていても拍がとりやすい曲です。
しかし実際に踊る時には、8拍で1つのステップとなります。
この辺の音の取り方がちょっとややこしいと感じる人も多いですね。
パソドブレの特徴的なステップに「アベル」というのがあります。
パン!っと強く地面を足で打つのですが、フランス語の「アペル」は、英語のコールやアピールに相当します。
パソドブレは社交ダンス初級者向きではない?
パソドブレは、社交ダンス初級者さんが踊る機会が少ない踊りです。
社交ダンスのパーティーでかかることもまずない種目です。
そういう意味では、社交ダンス初級者の方に向いている種目ではないです。
また、社交ダンスの競技会においても、準決勝くらいにならないと踊らないので、初心者が踊る機会は少ないですね。
しかし、パソドブレを教えてくれるサークルもあります。
そういうサークルに出会ったら、是非楽しんで踊ってみてくださいね!
ラテンアメリカンジャイブ(Jive)
競技ダンスの大会で、最後の最後に踊るのがこのジャイブです。
ずっとスキップをしているようなステップで構成されているので、非常に体力を使いますが、笑顔が印象的な楽しい種目です。
社交ダンスの競技会で、満面の笑顔で踊る社交ダンサーですが、実際は体力の限界を超えた状態で踊っていることが多いです。
どんな状況でも笑顔を作れる競技ダンサーは、すごいのです。
学連という、大学生の社交ダンスサークルでは教えてもらうことのない種目のようです。
上手な大学生たちも踊れない種目があるのですね。
ジャイブもパソドブレ同様、初心者さんはなかなか踊る機会はないかもしれません。
ジャイブは、ほかのラテンアメリカンの種目とは異なり、アメリカ合衆国が発祥のダンスです。
毛色が違うのはそのためでしょうか。
社交ダンスの『ラテン』という言葉の本当の意味
よく「ラテン系のノリ」といいますが、そもそも「ラテン」とはどこからきた言葉でしょうか。
ラテン系民族とは
元祖ラテン民族は、ラティウム国の人々が使った文化や言葉を継承した人たちのことを言います。
「ラティウム国」とは、古代ローマの部族国家で、現在のイタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ルーマニアといったヨーロッパの国の人たちを指します。
この「ラティウム」こそが「ラテン」のルーツです。
ヨーロッパの人たちが元祖ラテン民族だなんて意外ですよね。
もっと暑い国の陽気な人たちのイメージがありました。
元祖ラテン民族とラテンアメリカン
繰り返しになりますが、元祖「ラテン民族」は、現在のイタリア、フランス、スぺイン、ポルトガル、ルーマニアといったヨーロッパの人たちを言います。
1492年にアメリカ新大陸をコロンブスが発見したことにより、ヨーロッパ人が新大陸に押し寄せて植民地政策を進めました。
これにより、現在の中南米ではスペイン語やポストガル語が話されるようになったのです。
対して、私たちがイメージする、リオでサンバを踊るようなラテン民族は、「ラテンアメリカン」と呼ばれています。
彼らは、ヨーロッパ人たちが入植した南米大陸に住んでいた人たちで、「ラテン系」と言われることもあります。
初心者にオススメのダンス
社交ダンスのパーティーやサークルでは、上で紹介した以外のダンスを教わることがあります。
ジルバとマンボです。
ジルバとマンボは、初心者さんが踊れると便利な種目です。
正式種目の5種目の中では、ルンバとチャチャチャが初心者にオススメです。
ジルバ(Gitterbug)とはどんな踊り?
軽快でリズミカルな踊りで、ジャイブ同様スイングダンスとして人気が出ました。
ジルバは英語ではJitterbug(ジッターバグ、ジターバグ)といい、和製英語です。
ジルバの歴史は、1945年の第二次大戦後。
アメリカ軍兵士によって日本に伝わりました。
社交ダンスにおいては、パーティーダンスに分類されます。
社交ダンスの「スタンダード(モダン)」種目の1つ、クイックステップの曲で踊れます。
そのため、パーティでクイックステップが踊れなくても、ジルバで楽しむことができます。
ジャイブとジルバの違い
ジャイブとジルバはとてもよく似ています。
どちらもスイングダンスの一種ということもありますが、ステップも似ています。
ジルバのステップにシャッセをいれるとジャイブになるよと教える先生もいるほどです。
大きく違うところはリズムです。
ジルバは、シングルリンディー形式というリズムです。
「SSQQ(スロースロークイッククイック)」という2拍のスローと1拍のクリックでカウントします。
ジャイブは、ダブルリンディー形式というリズムで踊ります。
「Q&Q、Q&Q、QQ」というリズムです。
1拍のクリックの間に1/2拍を表す「エンド」カウントが入っています。
ジャイブの方がリズミカルですが、ジルバより複雑なので、初心者にはシンプルなジルバの方が分かり易くく覚えやすいといえます。
マンボ(Manbo)とは?
ジルバ同様、パーティーで踊られる種目の1つで、女性と男性が相対し、1拍ずつリズムをずらして踊ります。
1930年代後半に、ルンバとジャズの要素をミックスさせて作られたのがマンボです。
そもそもは、音楽のジャンルのひとつで、ラテン音楽に分類されます。
マンボとは「神との対話」という意味だそうです。
競技ダンスではなく、ジルバとは違いあまり普及していない種目ですが、初心者にも簡単に踊れるので人気があります。
ほかのダンスと大きく違うのは、男女が手を取って踊るステップが少ないです。
踊る二人が離れた状態でステップを踏み、男性の動きに1小節ずれて女性が同じ動きをします。
社交ダンス界は女性の方が多いのですが、マンボなら、男女のステップが同じなので、女性同士で踊ることが可能なのも魅力です。
マンボと似ているのはチャチャチャ
マンボの音楽は、チャチャチャと同じ曲を使うことが多いです。
実際、チャチャチャはマンボから発展したといわれています。
チャチャチャは2カウント目から踊り始めますが、マンボは1拍目からステップを踏みます。
チャチャチャよりシンプルにリズムを感じて、相手にあわせて踊ります。
社交ダンスが踊れない人や、知らない人の手をとって踊ることに抵抗がある人でも、気軽に踊ることができるダンスです。
慣れてくれば、ステップにチャチャチャのようなロックやシャッセをいれることもできます。
まとめ
社交ダンスのラテン部門についてのお話でした。
社交ダンスの正式なラテン種目としては「ルンバ」「チャチャチャ」「サンバ」「パソドブレ」「ジャイブ」の5種類がありましたね。
民衆の間で踊られていたことから始まり、独自の進化を遂げて現在の社交ダンスとなりました。
意外だったのは、正式なラテン民族はヨーロッパ人を指すということでしょうか。
コロンブスが発見した新大陸にヨーロッパのラテン民族が入ってきたことにより、元からその新大陸に住んでいた南米の人たちは「ラテンアメリカン」と呼ばれるようになりました。
社交ダンスを始めた時から習いやすいのは「ルンバ」や「チャチャチャ」です。
この2つが踊れれば、パーティーでもそこそこ楽しめます。
ルンバやチャチャチャに加えて、ジルバが踊れると、よりパーティーが楽しくなりますよ。
また、チャチャチャはまだ難しいという方は、マンボを覚えておくと良いです。
社交ダンスは種目数が多いのも魅力の1つです。
いろいろな曲で踊って、ラテンダンスにはまっていただけたら嬉しいです。
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